書店員まっさんの備忘録📚✍

読書や本が大好きです!読書のレビューをメインに投稿していきます。

前から気になってた東灘図書館行ってみた!📚

今日はoffの日!

 

 

 

ということで、前から気になってた、東灘図書館へ行ってきました!

 

 

 

今日は

天気も良くて暖かい日だったので、運動も兼ねて歩こうと思い、

 

 

 

途中まで電車を使い、そこから1時間ほど歩くことに。

 

 

 

昼食摂った後に行こうと思ったんですけど、

 

 

 

あれやこれやしてたら、結局出発時間が16時半頃になりました。笑

 

 

 

しかも、ほぼまっすぐ行ける道なのに、

 

 

 

ここが僕の悪い癖で、通った事無い道を通るのが好きな僕は

 

 

 

ジ〇〇グマのように寄り道しながら向かったので、

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着いた頃にはこんな真っ暗に…笑

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2013年に開館したそうで、中は大学図書館並に綺麗でした!

 

 

 

昔ながらの図書館も好きなんですけど、僕的には新しくて明るめな図書館の方が好きですね~( ¯﹀¯ )♪

 

 

 

棚版も大き目で見易くて、蔵書もそれなりに多い印象でした!

 

 

 

ちなみに僕は今回、リルケ詩集を借りることに。

 

 

 

ジョジョ・ラビットを観てから気になってたんですよね~

(観てない方にはさっぱりだと思いますが(^^;))

 

 

 

2階には自習スペースもあり、

 

 

 

1階にはなんと、だんじり資料館もあります!Σ(゚ω゚ノ)ノ 

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(ただ、あいにく僕が行っ

た時にはもう閉まってました...(lll-ω-)チーン)

 

 

 

半日ぐらい居ても飽きなさそうな感じだったので、

 

 

 

今度はちゃんと、ゆとりを持って行こうと思います!( *˙ω˙*)و グッ!

 

 

 

では、この辺にて(^_^)/~~

 

 

 

 

 

 

 

〈番外編〉仕事で一歩新しいことに挑戦!

久しぶりのブログ…笑

 

 

 

しかも、今回は読書ブログではなく、仕事のお話。笑

 

 

 

 

僕は、1年程前からとある書店で働いてます。

 

 

 

僕が働いている書店は、日祝以外ほぼ毎日のように新刊が入って来て、新刊書籍を各ジャンル事に棚に出しています。

 

 

 

そして、僕も今日から新刊を出すことに!

 

 

 

上司が細かく丁寧に教えてくださって、早速一緒に品出しすることに。

 

 

 

新刊本を出すと一言で言えども、これがけっこう大変で、

 

 

 

新刊を出すということはもちろん、棚にある本を抜き、面陳するか棚差にするか考えながら品出しします。

 

 

 

しかも、抜いた本は返品するか、棚に差すかしないといけないし、

 

 

 

返品する本も、何でもかんでもいい訳ではなく、例えば、刊行は古くてもベストセラーのような商品は棚に置くべきだし、

 

 

 

返品も、出版社に許可を貰わないといけない場合や、そもそも返品できない場合もあります。

 

 

 

「新刊を出すという一見単純な作業やけど、実は色々考えないとあかんのかぁ~」

 

 

 

と、上司に教えてもらいながら、棚作りの大変さを感じました(^^;)

 

 

 

まぁでも、新刊書籍を出すのは楽しいので頑張る!!

 

 

 

 

恐竜発掘のリアルが知れる1冊!『恐竜まみれ 今日も発掘現場は命がけ』をレビュー

ようこそ!まっさんの読書備忘録へ😌🎩✨

 

 

今回ご紹介する本はこちら!

 

 

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/4103525916/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_UXVkEbW3MRKKF

 

 

 

小林 快次(こばやし よしつぐ)氏の『恐竜まみれ』!

 

 

 

…って…誰?と思われた方、かなり多いかと思います笑

 

 

 

そこで今回は、

 

 

 

①小林快次さんとはどんな人?

②恐竜発掘現場は毎回命がけ?そのリアルとは?

③なぜ、危険を冒してまで恐竜を発掘し続けるのか?

④恐竜発掘の課題

 

 

 

以上について、それぞれ書いていこうと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①小林快次さんって?

 

小林快次先生(以下、小林先生)は、日本を代表する恐竜学者で、イギリスの科学雑誌ネイチャー』にも掲載されるなど、世界が認めた古生物学者の1人でもあります。

(近年では、北海道むかわ町にて「むかわ竜」の全身骨格の発掘が有名)

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小林先生が恐竜研究を始めるきっかけとなったのが、中学生の頃に授業の一環で、アンモナイトの化石を発掘したこと。

 

 

 

最初はなかなか見つからず、悔しい思いをし、先生にお願いして再度発掘しに行き、ようやく発見した時はとても興奮したそうです。

 

 

 

 

 

 

そんな小林先生のニックネームが「ファルコンズ・アイ」(ハヤブサの目)。

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これは、次々と化石を発見することから付けられた異名です。

 

 

 

なぜ、次々と化石を発掘することが出来るのか?

それは、小林先生曰く、「同じ道を通らない」ように決めているからだと言います。

 

 

 

同じ道を通っても、何も発見が無いので、

 

 

 

・来た道とは違う道を歩いて帰る

・あえて人が歩きそうに無い道を選んで歩く

 

 

 

そうすることで、化石を発見することが出来ると小林先生は言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

②発掘現場は毎回命がけ?

 

この本を読んでて感じたのは、

恐竜の発掘現場は毎回危険と隣り合わせ

ということ。

 

 

 

アラスカの自然保護区では、宿泊小屋付近でグリズリーに遭遇し、

 

 

 

ゴビ砂漠では、豪雨の影響で川が氾濫し、危うくベースキャンプに帰れなくなる寸前等、

 

 

 

さながらジュラシック・パークシリーズのようにスリリングな発掘現場の数々…

 

 

 

小林先生の、自分の足で歩いて調査するという姿勢が、アクシデントに繋がることもしばしばあるようです(^^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

③なぜ、危険を冒してまで恐竜を発掘し続けるのか?

 

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小林先生はなぜ、危険を冒してまで恐竜の発掘に向かうのか

 

 

 

小林先生曰くそれは、

恐竜研究が、サイエンスが面白いから

とのこと。

 

 

 

ある疑問が浮かぶ。それに対してどうアプローチするか、作戦を立てる。データを収集することで、仮説が生まれ、1つの答えとなる。

 

 

 

この一連の研究過程がサイエンスの醍醐味だと、小林先生は語ります。

 

 

 

恐竜の化石を発掘することで、頭や爪などのパーツ、さらには全身骨格から、当時の恐竜の生態系や生活なども浮かんでくる。

 

 

 

時には新しい説も生まれる。

 

 

 

それが楽しいからこそ、小林先生はリスク覚悟で恐竜発掘を続けているようです。

 

 

 

これは僕の個人的な話になりますが、

僕も歴史が好きなので、土器や建物など考古学的なものや、文献史料や石碑など歴史学的なものなど、

 

 

 

新しい発言があるとワクワクしてしまうので、小林先生の話は素敵だなと感じました!

 

 

 

 

 

 

 

④恐竜発掘の問題

 

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そんなロマン溢れる化石発掘の現場ですが、問題もあるそうで…

 

 

 

それは、

貴重な化石が盗掘などの被害に合ってる

ということ。

 

 

 

小林先生は恐竜発掘について、

「発掘した化石は、その現場がある国の宝であり、持ち帰るべきではない」

と考えています。

 

 

 

残念ながら、化石を発掘するのは研究目的だけでなく、盗掘したものをマーケットなどで売買する人も居るそうで、

 

 

 

そういった売買目的の人は、わざと恐竜の頭や爪だけなど、バラバラにしてパーツを運び、市場に出品します。

(バラバラな方が運び易いし、一般の人でも買える値段で取引ができるとのこと)

 

 

 

ですが、恐竜の化石、特に全身骨格や、その発掘現場から恐竜たちの生活が垣間見られるなど、新しい発見の可能性に満ちています

 

 

 

だから、小林先生は恐竜の化石を盗掘したり、売買することは断固としてNG!と訴えます。

 

 

 

ただ、素人の発掘を全面禁止にしてしまうと、

逆に人手が減るので、新しい発見を増やすには、恐竜や化石が好きという人の力も時には必要など、

 

 

 

矛盾もあるようです。

 

 

 

邪な人たちとどう向き合っていくか、今後の課題ですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっとこのような感じで本書の感想をまとめましたがいかがてしたでしょうか??

 

 

 

ここには書ききれない程、本当はもっと面白い話もたくさんなので、気になる方はぜひ読んでみてください!

 

 

 

この本を読めば、あなたも恐竜発掘をしに行きたくなること間違いなし!👍✨

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大所帯の読書会も楽しい!

 

今日は「若者のための読書会」に参加!

 

 

 

2年近く前から参加させて頂いてる読書会。

 

 

 

大阪をメインに、神戸や京都で開催され、

 

 

 

1人1冊、本を持ち寄って紹介し合い、それぞれディスカッションするというアクティビティな会。

 

 

 

毎回色んな本が紹介されるのが面白い!

 

 

 

今回は僕含めて10名の方が参加。

 

 

 

紹介された本はこちら↓

 

 

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/4101349150/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_YNXhEbMW010XB

 

 

 

 

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読書会の流れとしては、自分の読んだ本を紹介し、それに対して質疑応答や意見を発言して深める。

 

 

 

これを、人数分繰り返す形。

 

 

 

今日は10名も参加者が居たので、2時間半で語るには時間が足りず、

 

 

 

後半は駆け足になってしまったのが、少し惜しかったなぁ~…(;-ω-)ウーン

 

 

 

でも、今日はアートや美意識の話がちょくちょく出たり、

 

 

 

これからの働き方についての話も出たりで、人数多い分かなり盛り上がった!!

 

 

 

色々面白い話あったけど、個人的に学びになったことを一つ上げるなら、速読の本の話。

 

 

 

僕は割と読破したいタイプで、普段じっくり本を読むことがほとんどなので、そこそこ時間をかけてしまう。

 

 

 

でも、プレゼンを聞いて感じたのは、

 

 

 

1回で全部読み切らなくてもいいんだ。

 

 

 

ということ。

 

 

 

1回さぁーっと読んでみて、余りためにならなかったら、読むのを辞めてもいいということ。

 

 

 

少し傲慢かもしれないけど、1回試しに読んでみて、自分の今のレベルに合わない本は読む価値が無いと判断してもいいと感じた。

 

 

 

1回ざっくり読んでみて、面白い!と感じたら2回目、3回目と読む。

 

 

 

すると、新しい発言や考えが出てきて、学びに結びつくんじゃないかな?

 

 

 

そういう風に感じた。

 

 

 

これは僕の考えだが、繰り返し読みたくなる本は、自分にとって良質な本やと思うから、

 

 

 

本から学びを得たい時、

①まずはとにかく、目的意識を持つこと。

②1回目はさぁーっと試し読みして、3回目で頭に残るようにする。

 

 

 

これが大事なんかなぁ~と、考えた次第。

 

 

 

もちろん時には、小説や文芸書のような、純粋に読書を楽しむ時間があってもいいと思う!

 

 

 

 

 

 

 

毎回、何かしら発見や学びがあり、読書のモチベーションが高まる読書会。

 

 

 

みなさんも、色んな読書会探して参加してみては??

 

 

 

久しぶりの新刊が、衝撃的な展開を迎えてた!

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待ちに待った、『新九郎奔る!』の新刊がようやく出たので購入。

 

 

 

2巻が出たのが去年の4月やから…

 

 

 

約9ヶ月ぶりの新刊!笑

 

 

 

 

『新九郎奔る!』は、パトレイバーで有名なゆうきまさみさんの漫画で、

 

 

 

主人公は、後に戦国大名の先駆けと言われた「北条早雲」こと伊勢新九郎盛時(以下、新九郎)

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物語は、戦国時代のきっかけの一つとなった、応仁の乱の勃発前から始まる。

 

 

 

 

新九郎の生まれた伊勢家は、足利尊氏の頃から室町幕府に使え、代々政所執事を務める名門。

(北条早雲は、元々貧しい身分から戦国大名にのし上がったと考えられているけど、実はエリート官僚出身であったと。((φ(・д・。)ホォホォ)

 

 

 

現当主は伊勢宗家の貞親(新九郎の父盛定の義兄)。

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八代将軍足利義政と、その弟で次期将軍後継とされる、今出川殿(足利義視)兄弟の溝が深まり、

 

 

 

そこに、細川勝元率いる東軍山名宗全率いる西軍の対立も結びつき、

 

 

 

いよいよ応仁の乱が加速しようとしていた矢先…

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今出川殿が京から突然の出奔!!

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新九郎の実の兄である八郎は、逃げる義視に付き従いたい、ともに逃亡。

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義視の傍近くで仕える中で、忠誠心が芽生えた模様。(義に厚い人物だったんやろうなぁ~と(。'-')(。,_,)ウンウン)

 

 

 

比叡山へ逃げる義視一行。

 

 

 

追っ手の新九郎達の前に立ちはだかる八郎。

 

 

 

新九郎が、八郎を説得しようとしたその時…

 

 

 

 

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え?

 

 

 

八郎、殺される

 

 

 

 

 

3巻目にして急展開過ぎる~Σ(゚ロ゚;)

 

 

八郎、真っ直ぐで優しい兄やったのに…

 

 

 

 

しかも、妹伊都(新九郎の姉)の輿入れの日に、

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叔父、伊勢盛景に討たれるという

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悲劇的な最期…(._."ll)

 

 

 

 

この盛景は、八郎と新九郎の父盛定の実の兄。

 

 

つまり、盛定にとっては、実の兄が息子の敵になるわけだ…

 

 

盛景は、八郎が義視の逃亡に組みしたことを謀叛と捉え、成敗したと言う。

 

 

 

 

 

一門のためとはいえ、やはり戦国時代の習いは厳しいなぁ~と感じた。

 

 

 

一方、兄が亡くなったことで、自然と跡継ぎになる運命となった新九郎。

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家人に推され、一人前の主になることを決意するのであった。

 

 

 

北条早雲への第一歩。

 

 

 

頑張れ!新九郎!!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想『本能寺の変 生きていた光秀』

読書ブログ!

 

 

ということで今回はこちら!

 

 

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井上慶雪氏の『本能寺の変 生きていた光秀』をご紹介!

 

 

 

 

実は、この本購入したのが約2年前。

 

 

なので、読むのは2回目。笑

 

 

でも、1回目よりも2回目の方が発見があり、面白かった!

 

 

以下、簡単に本のご紹介!

 

 

 

 

 

・井上氏が推す「明智光秀=天海説」。

 

 

タイトルからもお分かりのように、

井上氏は、明智光秀は非業の死など遂げていなかったと説くが、それは何故か?

 

 

 

 

 

まず通説では、明智光秀山崎の戦いに敗れ、敗走途中、小栗栖で農民に槍で刺されて死亡した、とされている。

 

 

ところが井上氏曰く、光秀が小栗栖で殺されたのは、江戸時代に書かれた『明智軍記』という軍記物の創作であるという。

 

 

実は光秀は、影武者によって逃がされた後、比叡山で修行し、天海僧正となったという。

 

 

 

天海僧正説なってからの光秀は、

 

 

関ヶ原の戦いの際には、小早川秀秋(厳密に言えば、朽木元綱脇坂安治赤座直保小川祐忠の四人も)を影で操り、西軍離反に仕向けたり、

 

 

大坂の陣の口実となった、方広寺鐘銘事件のきっかけを作ったり、

 

 

江戸幕府三代将軍家光の後継にも、実は光秀が絡んでいたりなど…

 

 

江戸幕府の創設に大きく関わったという。

 

 

(ちなみに、徳川家光の実父は、2代目徳川秀忠、実母は、上野樹里さん主演でドラマにもなったお江与の方とされているが、井上氏曰く、実父実母ともに別の人物であるとされてて、そちらも面白いのでぜひ読んでいただきたい。)

 

 

 

 

あと、織田信長の家臣が蒲生氏郷が、ロルテス(山科勝成)という、ローマ人を家来としてたというエピソードや、

 

光秀と、あの世界的結社フリーメイソンとの意外な繋がりなど、

 

 

斬新かつ面白い話が多く、かなり読み応えがある本。

 

 

 

 

 

ただ、個人的に気になったのは、

 

 

井上氏が、「明智光秀=天海説」を強く推される上で、半ば強引な部分もあるのでは?と感じたこと。

 

 

井上氏は、光秀=天海を唱えるとともに、「豊臣秀吉本能寺の変の真犯人」を唱えているが、その元となる根拠が薄いということ。

 

 

確かに、明智光秀やそれに関連することについては、傍証を集めて説かれているが、

 

 

秀吉を犯人に仕立て上げるためには、「本能寺の変小早川隆景と秀吉が秘密裏に図ったこと」など僅かであり、少々無理矢理な感じがした。

 

 

 

 

ただ、読み物としてはなかなか面白いと思うので、歴史を研究したい方よりも、

 

 

これから大河ドラマ麒麟がくる』を楽しみにされてる方にぜひ読んでいただきたい1冊!

 

 

 

 

1週間ぐらいで読めるので、

興味ある方はぜひご覧あれ!

 

 

 

 

 

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4396616406/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_WKZfEbM4VAF9J