忙しい人にこそ読んで欲しい1冊!『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
まっさんの読書備忘録へようこそ!
今回紹介するのはこちら↓
樺沢紫苑さんの『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(大和書房)です。
実は、この本と出会ったのは今から2年近くも前(笑)
なので、今回読むのは3回目!
3回も読むと、流石に覚えてることも多いのですが、それでも学びになりました。
著者の樺沢紫苑さんは本業が精神科医で、医者として働く傍ら、毎年数冊本を書かれているそうです。
(しかも、ブックライターを雇わずご自身で書かれているから凄い!(⊙_⊙))
そんな樺沢さんが、時折脳科学的観点も踏まえつつ、集中力を発揮する時間の使い方について詳しくかつ分かり易く書かれた1冊です。
今回はその中から、朝、昼、夜それぞれの効果的な時間の使い方について少しご紹介します!
①朝の時間術
樺沢さん曰く、朝は脳がまっさらな状態なので、起床後2、3時間は「脳のゴールデンタイム」だそうです。
この、起床後2時間の間に最適なのが、難しい論文を読む、文章を書くあるいは原稿を執筆する、会議の資料を作るなど、集中力を必要とする作業です。
集中力が最も高い時間に、深い集中力を要する作業を持ってくることで、効果的に仕事ができます。
逆にNGな作業は、テレビを視ることだそうです。
皆さんの中で、毎朝情報番組を視て一日をスタートさせる方も多いかも知れません。
ですが、テレビは様々な情報で溢れてるので、テレビを視ることは、綺麗な机に書類や資料をぶちまけるようなもの。集中力を発揮する為には、余計な情報はインプットしないようにしましょう!
②昼の時間術
午前中バリバリ働くと、流石に脳が疲れ、午後になると少しずつ集中力が低下します…。
そんな時に、集中力を回復させるお昼の過ごし方のポイントが、「日光」「咀嚼」「運動」の3点です。
お昼休憩は外に出て、日光を浴びながらゆっくり噛んで食事を摂り、そして、10分20分ほど歩く。
そうすることで、リラックス効果や癒し効果等があるセロトニンという物質が分泌されるそうです。
また、退社時間を決めておくのも効果的です。
はっきりとした退社時間を決めていないと、残業すればいいやと思ってしまい、結局遅くまで残ることになります。
「今日は17時で帰るぞ!」と、明確な時間を目標にすることで、脳がラストスパートにかけて集中力を発揮します。
予定時間に帰るコツとしては、「映画鑑賞」や、友人あるいは恋人との会食」等、夜にどうしても外せない予定を入れておくこともいいそうですよ!
③夜の時間術
次の朝心地よく起き、集中力を発揮する為にはどうすればいいか?
1つは、運動(有酸素運動)をすることです。
例えば、夕方に1時間ぐらいランニングあるいはウオーキングすることで、疲れた脳がスッキリするそうです。
ただし、激しい運動をするなら、寝る前3時間前までに済ませるようにと樺沢さんは言います。
日中の交感神経から、夜の副交感神経に切り替える上で、リラックスさせることが重要ですが、
寝る前に激しい運動をすると交感神経が刺激され、返って脳や身体に悪影響を及ぼすとのこと。
有酸素運動は、夕方~就寝3時間に済ませましょう!
もう1つは、夜寝る前2時間の過ごし方です。
就寝2時間前にNGなのが、
- 食事
- 激しい運動
- テレビ、映画
- スマホやゲームなど光るもの
- 熱いお風呂に入る
- コンビニなど、強い明かりの場所
就寝2時間前はリラックスした状態でないと、次の日も脳や身体が疲れた状態のままなので、
交感神経から副交感神経に切り替える必要があります。
リラックスする上でオススメなことは、
- 音楽を聴く
- 家族や恋人とコミュニケーションをとる
- ペットと遊ぶ
- アロマ
- 熱過ぎない入浴
- 読書
- 軽めの運動
etc.....です。
就寝2時間前は、脳も身体も落ち着かせて、次の日に備えましょう!
あと寝る前15分は、記憶の衝突が起きないため、一日の中で最も記憶力が高い時間です。
なので、この時間に記憶したことは、脳にスっと定着します。
語学の勉強や、資格検定試験の勉強etc.....、暗記を必要とする作業がおすすめです!
以上、朝昼夜それぞれの時間術について書きましたが、いかがでしたでしょうか?
本当に1日の集中時間が2倍3倍にもなるのか、最初は疑わしいかもしれませんが、特に難しいことは無く、誰でも直ぐに実践できそうなことばかり書かれているので、
みなさんもこの本を読み、これを機会に時間の使い方を見直してみてはいかがでしたでしょうか?
では(・ω・)ノシ
ーENDー