戦国時代の情報事情が面白い!『戦国のコミュニケーション』
昨日は、以前NPOでボランティアしてた時の方々数名でボーリングしてきました!
随分久しぶりのボーリングで、3ゲームしたんですが、3ゲームともボロボロ…笑
唯一、3ゲーム目でスコア100に達しました(。-`ω´-)ンー
次までに腕上げねば!( *˙ω˙*)و グッ!
さて、今回紹介する本はこちら!
山田 邦明さんの『戦国のコミュニケーション〈新装版〉: 情報と通信』(吉川弘文館)
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権謀術数渦巻く戦国時代。
インターネットや電話等が無い時代に、武将たちがどのようにして、遠隔地の武将たちとコミュニケーションを取っていたのか、
戦国時代の情報事情について書かれた本です。
著者の山田氏は、かつて東京大学史料編纂所にも籍を置いていただけあり、
長尾為景、北条氏綱、北条氏康、北条氏政、毛利元就、伊達政宗etc.....
名だたる戦国武将の様々なやり取りについて、詳細な史料研究を元に考察していて、とても読み応えがありました!
その中で、僕が面白いなぁ!と思ったことを、1つご紹介します!
それは何かと言うと、
戦国武将が飛脚を使っていた
ということ。
飛脚というと、皆さんは江戸時代に物等を運ぶ職人のことをイメージしませんか??
(僕はそのイメージでした笑)
でも、戦国武将も飛脚を使ってたというのです。
一体何のために??
そもそも、電子機器が無い時代に、戦国武将たちはどのようにやり取りしていたのか?
この時代主なコミュニケーション媒体は、「口」と「書状(今で言う手紙のようなもの)」でした。
主君の想いを口頭で伝えることができ、場合によっては外交折衝もできる有能な人物を、書状を添えて使者として遣わせていたようです。
ただ、そのような人物は当時そう多くなく、
各地に派遣したり、遣わしてから領国に戻るまで時間がかかることもあり、適切な使者が不足することもしばしば…。
そこで起用されたのが飛脚でした。
適切な使者ではなくとも、足が速くて身体が丈夫な人物や、さらに、当分用がない人物を急遽飛脚として各国に遣わすことで、より早く自分の想いを伝えたり、あるいは正確な情報をキャッチしようとしたのです。
また時には、身体が丈夫かつ地理に明るい山伏を、代理の使者として遣わしたそうです。
(山伏なら、険しい山々も越えられそうですからね~)
このような、戦国時代の武将たちの情報戦略やコミュニケーション事情について、いくつかのエピソードを交えながら書かれているので、読み応えバッチリです( *˙ω˙*)و グッ!
ただし、読み物ではなくどちらかと言えば専門書に近い本なので、戦国史ツウな方でないとちょっと小難しいかも知れません(^^;)
でも、それ以上に知的好奇心をくすぐられる本だと思うので、戦国時代が好きな方、ぜひ一読してみてはいかがでしょうか?(^^)
ーENDー